インターネット専業銀行の 住信SBIネット銀行は29日、東証スタンダード市場に新規株式公開(IPO)した。円山法昭社長は取引終了後の記者会見で、「金融不安がある中で上場できたのは大変良かった」などと述べた。
初値は1222円と公開価格の1200円を1.8%上回った。1205円と同0.4%高で同日の取引を終了した。
円山社長は「ウクライナ侵攻があって苦しい思いをした」と昨年の上場延期を振り返り、「何とか非常に細いナローパスを通したと思っている。この環境の中でこの日を迎えられてうれしい。ホッとしたという一言に尽きる」と語った。
住信SBIネット銀に折半出資する三井住友信託銀行と SBIホールディングスが保有株を売り出した。もともと2022年3月に上場を予定していたが、ウクライナ情勢による市場環境の悪化を受けて上場手続きをいったん延期し、同年10月に再申請していた。
今回の上場案件は、金融システム不安が広がる中で、銀行株に対する投資家需要を測る試金石としての側面があった。住信SBIネット銀がIPOの詳細を明らかにしたのは2月末だったが、3月に米シリコンバレー銀行( SVB)破綻やクレディ・スイス・グループ危機が発生した。
円山社長は会見で、引き続きテクノロジー投資を積極的に進めると述べ、今後の重点分野の一つにブロックチェーンを挙げた。
ブルームバーグの集計データによれば、今年に入りIPO計画を実行した銀行は世界で住信SBIネット銀だけ。ニューヨークや香港などの市場では、利上げペースやインフレ動向の不透明感から、株式の公募・売り出しが細っている。
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March 29, 2023 at 02:25PM
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