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スルガ銀社長交代「不正問題の早期解決」は果たせるのか | スルガ銀行 不正の構図 | 今沢真 - 毎日新聞

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 投資不動産をめぐる不正融資問題を抱えている地銀、スルガ銀行(本店・静岡県沼津市)が3月17日、社長交代を発表した。嵯峨行介社長(58)が会長となり、加藤広亮副社長(57)が社長に就任する。6月29日の定時株主総会後に正式に就任する。

 スルガ銀行は中古アパート・マンションの不動産投資をめぐり不正融資があったとして約430人の購入者が借金解消を求め、銀行側と弁護団との協議が続いている。嵯峨社長は昨年5月の決算記者会見で「可能な限り速やかに問題解決に向かっていきたいという気持ちはある」と“早期解決”を初めて表明した。その後も協議は続いているが、具体的な進展の動きは見えていない。

 スルガ銀行広報室は、これまで嵯峨、加藤両氏が代表権を持っており、社長交代後もそれは変わらないと説明。弁護団との協議については「引き続き2人の体制で早期解決に向け真摯(しんし)に取り組んでいく」とコメントした。

衆院の委員会でも質疑

 スルガ銀行の中古アパート・マンションの問題は、社長交代発表の2日前の3月15日に開かれた衆院財務金融委員会でも、立憲民主党の藤岡隆雄議員が取りあげた。

 藤岡氏は弁護団と銀行側の協議に進展が見られないとして、「弁護団との協議に応じる銀行の態勢が十分でないのではないか。当局がきちんとチェックすべきだ」と銀行の取り組み姿勢を問題視し、金融庁の対応をただした。

 これに対し鈴木俊一金融担当相は、2018年に不正融資問題でスルガ銀行に業務改善命令を出して以降、債務者に適切な対応をするよう繰り返し求めてきたと指摘。「可能な限り早期に問題解決が図られることが重要だ」と述べた。さらに、協議の中身について強制はできないが、「銀行側の態勢が確立できているかどうかチェックしていく」と答えた。

生命保険会社出身の新社長

 スルガ銀行の不正融資をめぐっては、18年にシェアハウス「かぼちゃの馬車」を投資用に購入した多数の購入者が、運営業者の経営破綻で借金返済ができなくなり社会問題化した。創業家出身の岡野光喜会長ら経営トップが同年9月に引責辞任し、取締役だった有国三知男氏が社長に就いた。

 シェアハウス問題は…

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March 24, 2023 at 05:30AM
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