Search

<岩橋千塚>出土大刀に「銀象嵌」 - 読売新聞オンライン

gin.prelol.com

 和歌山市東部に広がる「 岩橋千塚いわせせんづか 古墳群」(4~7世紀)から出土したとされる大刀の鉄片(横2・3センチ、縦2・2センチ)に、「 銀象嵌ぎんぞうがん 」と呼ばれる当時の先端技術を駆使した文様が見つかったと、和歌山大などが17日、発表した。銀象嵌が施された出土品は県内で3例目。ヤマト政権に特徴的な技術で、地域の豪族「紀氏」に与えられた可能性が高いという。

 同古墳群は1921年に発掘調査が始まり、現在も続いている。文様が入った鉄片は古墳時代の大刀の刀身部分とみられ、出土の経緯は不明だが、今回、県職員らのグループが同大学紀州経済史文化史研究所の所蔵品の中から発見。7月に龍谷大でX線撮影を行い、銀象嵌の一種で曲線を重ねたような「連弧輪状文」が確認できたという。

 銀象嵌は刀身などの表面をたがねで彫り、銀を埋め込んで文様を作る技法。古墳時代に朝鮮半島から伝わり、ヤマト政権がこの技術を用いた刀などを、つながりのある各地の豪族に与えていたとされる。

 連弧輪状文が施された出土品は全国で20例程度しかなく、県内では初だ。調査に携わった県教育委員会文化遺産課の瀬谷今日子主任は、和歌山大で開いた記者会見で「埋葬者などの 全貌ぜんぼう がわかっていない岩橋千塚古墳群において、今回の発見は中央と直接関わりのあった有力者の存在を示す貴重なものだ」と解説した。

Adblock test (Why?)


October 18, 2022 at 03:00AM
https://ift.tt/j9gsoIx

<岩橋千塚>出土大刀に「銀象嵌」 - 読売新聞オンライン
https://ift.tt/0rTBnA5
Mesir News Info
Israel News info
Taiwan News Info
Vietnam News and Info
Japan News and Info Update

Bagikan Berita Ini

0 Response to "<岩橋千塚>出土大刀に「銀象嵌」 - 読売新聞オンライン"

Post a Comment

Powered by Blogger.