SBIホールディングスが、傘下のSBI新生銀行にTOB(株式公開買い付け)を実施する。公的資金の残り約3500億円について、非上場化後の返済を目指す。20年超にわたって返済問題が長引いている原点は、かつての政府とファンドの交渉内容にあった。
TOBを実施するSBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長(写真=毎日新聞社/アフロ)
バブル崩壊後、2000年代前半までに注入された公的資金が残っているのはSBI新生銀のみで、未返済の公的資金は約3500億円に上る。実はこの金額には00年、新生銀の前身だった日本長期信用銀行が売却されるときに「政府が仕方なく投資ファンドに差し出した含み益」が上乗せされている。
旧長銀は、バブル崩壊後の不良債権問題で1998年、経営破綻の瀬戸際に追い込まれた。前年の北海道拓殖銀行と山一証券の破綻によって国内は金融危機に陥り、同年3月に長銀を含む主要21行に公的資金が注入された。
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May 23, 2023 at 10:00PM
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