ゴールドマン・サックス・グループや モルガン・スタンレーの首脳陣がディールメーキングや資本市場の不振を受けて人員削減に言及しているにもかかわらず、大手米銀は人員増強を続けている。
ゴールドマンとモルガン・スタンレー、 シティグループ、 JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ( BofA)は7-9月(第3四半期)の従業員数が前四半期や前年同期に比べて増加したと報告した。ここ1週間に四半期決算を発表した大手6行のうち、人員削減したのは ウェルズ・ファーゴのみで、同行は1年前に比べ5.8%減らした。
BofAのアラステア・ボースウィック最高財務責任者(CFO)は17日のアナリスト向け電話会見で、「人材や技術、マーケティング、金融センターへの着実な投資を続ける」方針を示した。
ウォール街の金融機関は、企業の合併・買収(M&A)の減少や株・債券発行の落ち込みで利益に打撃を受けている。米国がリセッション(景気後退)に陥ればさらに痛手が見込まれることから、人員削減を示唆する企業も一部ある。
モルガン・スタンレーのジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)は14日に「われわれは当然、従業員数に注目している」と発言。ゴールドマンは新型コロナウイルス禍が始まって以来最大級の人員削減に着手しており、数百人規模の人員を減らす計画だと事情に詳しい複数の関係者が先月明らかにした。
ゴールドマン人員削減を再開、今月から数百人規模で計画-関係者 (1)
ゴールドマンのデービッド・ソロモンCEOは18日にCNBCとのインタビューで、「当社には成績不振な従業員を毎年検証するプロセスがあり」コロナ禍で停止していたそのプロセスを今秋再開したと述べ、「仕事をしていないとわれわれが考える少数の人員」の削減を伴うと話した。
ゴールドマン決算、トレーディング好調-投資銀の落ち込み補う (1)
それでもゴールドマンは7-9月(第3四半期)に2100人増員した。前四半期に比べて4.5%多く、前年同期比では大手米銀で最大の14%の増加となった。ゴールドマンは7-9月期決算発表で、人員の増加は「大学での採用のタイミングと成長イニシアチブへの投資を反映している」と説明した。
一方、モルガン・スタンレーは7-9月期に3181人増員した。これは前四半期比4.1%増、前年同期比11%増。ゴーマンCEOは決算発表に関する電話会見で、「ここ数年の伸び率を考慮する必要がある。コロナ禍でいかに経営を効率化できるかについて学んだ。それこそ経営陣がこれから年末にかけて取り組むことだ」と話した。
原題: Wall Street Expands Workforces Even as CEOs Talk of Cutbacks(抜粋)
October 19, 2022 at 11:13AM
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ゴールドマンなど米大手銀が人員増強、CEOは削減に言及でも - ブルームバーグ
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