大航海時代に世界に流通した石見銀や、香料のバニラに着想を得たフィナンシェを大田市の洋菓子店が作った。バニラは石見銀と同時期に欧州に出回ったとの説があり、フィナンシェは銀の延べ棒をイメージした縁起物のお菓子。世界遺産・石見銀山遺跡の新しい土産になりそうだ。 (曽田元気)
大田市大田町の「ボンボンボヤージュ」の後藤克也さん(43)が、手土産が少なく困っているという市民の声を聞き考案した。
着目したのは約500年前の大航海時代。石見銀山が豊富な産出銀で世界経済を動かしたころ、バニラも原産地のメキシコから欧州に持ち込まれたといわれ、銀とバニラが当時の欧州を席巻したとの物語性を見いだした。
後藤さんは天然バニラへの思い入れが強い。バニラは産地の荒天や干ばつ、需要の高まりなどで数年前に価格急騰し、多くの洋菓子店が安価な香料のバニラエッセンスで代用する中、自らインドネシアから輸入する。こうした素材や物語、思いをフランス語で金持ちを意味し、縁起のいい金・銀の延べ棒をイメージした長方形のフィナンシェに込めた。
商品名は銀鉱山王国を表す「ラ・アス ミナスダプラタ」。甘さ控えめで表面をしっかり焼いたのが特徴。後藤さんは「物語性があり、土産のお菓子にもってこい」と話す。
1個237円。月曜日、第3日曜は定休。電話0854(84)5556。
November 01, 2022 at 02:01AM
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大航海時代の銀 バニラ香る 大田 新作フィナンシェ - 山陰中央新報社
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