【ニューヨーク=大島有美子】米銀大手ウェルズ・ファーゴは14日に発表した2022年7~9月期の決算で、過去の不正に関連した補償や訴訟、当局対応費用として20億ドル(約2970億円)の営業損失を計上すると発表した。7~9月期の純利益は前年同期比31%減の35億2800万ドルだった。
同社は2016年に、顧客の承認手続きを経ずに銀行口座を開設するといった不正営業が発覚し、20年に当局に制裁金を支払った。19年には米バンク・オブ・ニューヨーク・メロンの最高経営責任者(CEO)だったチャールズ・シャーフ氏を新CEOに据え、構造改革を進めている。
マイケル・サントマッシモ最高財務責任者(CFO)は14日、不正問題への対応は「まだ続いており、今後数四半期にわたって多額の追加費用を計上する可能性がある」と述べた。
事業会社の売上高に当たる純営業収益は7~9月期に前年同期比4%増の195億ドルだった。金利上昇を受けて、利ざや(貸出金利と預金金利の差)は2.83%となり、4~6月期と比べ0.44ポイント拡大した。
ウェルズは米銀大手のなかでも住宅ローンの収益依存度が大きい。金利上昇で消費者の借り入れ需要が低迷し、住宅ローンによる収入は前年同期比52%減だった。サントマッシモ氏は「10~12月期にかけてさらに収益が減少するだろう」と指摘した。
October 15, 2022 at 01:17AM
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米銀ウェルズ、過去の不正対応で追加損失2900億円(写真=AP) - 日本経済新聞
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