リスクの高い金融商品「仕組み債」の販売をめぐり、金融庁は23日、千葉銀行(本店・千葉市)と傘下のちばぎん証券、武蔵野銀行(同・さいたま市)に対し、業務改善命令を出した。仕組み債が問題になって以降、金融庁が行政処分をするのは初めて。再発防止策や経営陣の責任明確化などについて、7月24日までの報告を求めている。
仕組み債は金融派生商品(デリバティブ)を組み込んだ、ハイリスクの金融商品。比較的高い利回りが売りだが、株価や為替相場があらかじめ決めた水準以下になると、大幅な元本割れが発生する可能性がある。
ちばぎん証券は、投資経験が乏しい顧客や、低リスクの投資方針の客に対し、リスクを十分に説明することなく仕組み債を売っていた。金融商品取引法では、金融機関は顧客の知識や経験、投資目的などに合わせて商品の販売や勧誘を行うべきだとする「適合性の原則」が定められている。金融庁は、ちばぎん証券がこの原則に違反したとしている。
千葉銀と武蔵野銀も、顧客の投資方針を十分に確認しないまま、ちばぎん証券に顧客を紹介していた。両行とも、ちばぎん証券に顧客を紹介すれば手数料の一部を受け取れるようになっていた。
3社とも、顧客から「損失が出た」などの苦情が多く寄せられていたにもかかわらず、改善されなかったことも金融庁は重くみている。日本証券業協会は2020~21年、ちばぎん証券に注意喚起を3回したが、十分に改善されなかったという。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
June 23, 2023 at 02:55PM
https://ift.tt/VkBdMLK
千葉銀・武蔵野銀などに業務改善命令 金融庁、仕組み債販売で処分:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル
https://ift.tt/cxH4O39
Mesir News Info
Israel News info
Taiwan News Info
Vietnam News and Info
Japan News and Info Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "千葉銀武蔵野銀などに業務改善命令 金融庁仕組み債販売で処分朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル"
Post a Comment