クレディセゾンが5月18日、スルガ銀行と資本業務提携をすることを決めた。収益の柱である不動産関連融資の強化を狙うが、不正契約が社会問題化した分野に頼るリスクは少なくない。既に金融庁は警戒を強めており、今夏にもクレディセゾンへの立ち入り検査に着手する方針を固めた。
クレディセゾン本社が入居するサンシャイン60(東京・豊島)。スルガ銀行との提携でシナジーは出るのか(写真=上:日刊工業新聞/共同通信イメージズ、下:ユニフォトプレス)
「バンクとノンバンク双方の強みを融合させた新しいビジネスモデルを創出する」。クレジットカード大手のクレディセゾンとスルガ銀行は5月18日、資本業務提携を発表し、狙いをこう説明した。クレディセゾンはスルガ銀行の発行済み株式の15.12%を171億円で取得し、持ち分法適用会社にする。スルガ銀も155億円でクレディセゾンに4.4%出資。役員も相互に派遣する。
「セゾンカード」で有名なクレディセゾンだが、近年は流通市場で培ったブランド力を発揮できない状況にあった。消費や決済の主戦場がデジタルに移行する中、楽天グループやSBIホールディングスは銀行、保険、証券と広範囲の金融サービスを提供する「金融コングロマリット」色を強めている。しかしクレディセゾンはこうした流れに乗り遅れていた。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り813文字 / 全文1293文字
日経ビジネス電子版有料会員なら
人気コラム、特集…すべての記事が読み放題
ウェビナー日経ビジネスLIVEにも参加し放題
バックナンバー11年分が読み放題
この記事はシリーズ「時事深層」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
6/20ウェビナー開催、「『AIバブル』の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う」
近年、ChatGPTをはじめとする生成AI(人工知能)の進化と普及が急速に進み、私たちの生活やビジネスに革新をもたらしています。しかし、注意が必要なリスクも存在します。AIが誤った情報を生成する可能性や倫理的な問題、プライバシーの侵害などが懸念されます。
生成AIの利点をどのように理解し、想定されるリスクに対してどのように対処するか。日経ビジネスは6月20日(火)に「『AIバブル』の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う」と題したウェビナーを開催します。日経ビジネス電子版にて「『AI新時代』の落とし穴」を連載中の米シリコンバレーのスタートアップ企業、ロバストインテリジェンスの大柴行人氏を講師に迎えて講演していただきます。
通常の日経ビジネスLIVEは午後7時に開催していますが、今回は6月20日(火)の正午から「日経ビジネス LUNCH LIVE」として、米シリコンバレーからの生配信でお届けします。ウェビナーでは視聴者の皆様からの質問をお受けし、モデレーターも交えて議論を深めていきます。ぜひ、ご参加ください。
■テーマ:「AIバブル」の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う
■日程:6月20日(火)12:00~13:00(予定)
■講師:大柴 行人氏(ロバストインテリジェンス共同創業者)
■モデレーター:島津 翔(日経BPシリコンバレー支局 記者)
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■主催:日経ビジネス、日経クロステック、日経クロストレンド
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員は無料となります(事前登録制、先着順)。視聴希望でまだ有料会員でない方は、会員登録をした上で、参加をお申し込みください(月額2500円、初月無料)
June 13, 2023 at 10:00PM
https://ift.tt/6d0qcHf
金融庁、スルガ銀提携のセゾンを検査へ 不動産投資ローン注力に黄信号 - 日経ビジネスオンライン
https://ift.tt/6eUR3Z8
Mesir News Info
Israel News info
Taiwan News Info
Vietnam News and Info
Japan News and Info Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "金融庁スルガ銀提携のセゾンを検査へ 不動産投資ローン注力に黄信号 - 日経ビジネスオンライン"
Post a Comment