中国にとって人民元相場のボラティリティーはまだ許容範囲だが、必要なら日本よりも強力に為替市場の投機に立ち向かう準備ができているはずだと、国家外為管理局(SAFE)の元当局者が指摘した。
SAFEの国際収支部門を率いていた管涛氏はブルームバーグとのインタビューで、人民元の変動が経済的ショックやインフレに今のところつながっていないと説明。市場が引き続き秩序を保ち、金融の安定性も損なわれていないと述べた。このため、中国人民銀行(中央銀行)は日本と異なり、大規模な為替介入は不要で、ボラティリティーは「受け入れ可能」だと語った。
その上で、「度を超えた投機があるとすれば、人民銀は日本銀行よりも強力に為替市場に介入するに違いない」と主張した。
中国本土の人民元は10月31日に対ドルで15年ぶり安値を更新。数日前にはこの2年で最大の上昇率を記録していた。インプライドボラティリティー(IV、予想変動率)も急上昇している。
管氏は1994年の中国外国為替取引システム(CFETS)創設を含め、重要な外為市場改革期にSAFEで活躍。現在は中銀証券のグローバルチーフエコノミストを務めている。
管氏は元安を見込む過度の投機を防ぐため、中国が外貨準備高を活用する可能性を排除していない。「人民元の取引量が少なめなことや中国の貿易黒字、日本と比べて高水準の外貨準備高を踏まえると、人民銀は日銀よりも影響力がある」と分析し、行動のタイミングについて手の内を投機筋に明かす必要はないと話した。
原題: PBOC Should Be Prepped to Act Like Japan on FX, Ex-Official Says(抜粋)
November 01, 2022 at 11:59AM
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