【シドニー=松本史】豪銀大手オーストラリア・ニュージーランド銀行（ANZ）は22日、2023年初頭までにミャンマー事業から撤退する方針だと発表した。同国で21年2月に軍事クーデターが発生、その後も混乱が続いていることから事業継続は困難と判断した。
今後、ミャンマーの規制当局の承認を受けて事業を停止する。ANZは15年にミャンマーでの事業を開始し、多国籍企業の国際送金や現地での給与支払いの支援などを行ってきた。
ANZの国際部門責任者のサイモン・アイルランド氏は「現地での事業状況を慎重に検討した結果だ」と説明した。豪企業では石油・ガス大手のウッドサイド・エナジー・グループも22年1月にミャンマーでのガス田開発事業からの撤退を決めている。
November 22, 2022 at 06:15PM
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豪銀大手ANZ、ミャンマーから撤退へ - 日本経済新聞
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