プロボクシングのミニマム級ダブル世界戦が来年1月6日にエディオンアリーナ大阪で行われることが11日、都内で発表された。WBO世界ミニマム級タイトルマッチでは王者・谷口将隆(28=ワタナベ)が同級2位メルビン・ジェルサエム(28=フィリピン)と2度目の防衛戦を行い、IBF世界ミニマム級タイトルマッチでは王者ダニエル・バラダレス(28=メキシコ)に同級5位の重岡銀次朗(23=ワタナベ)が世界初挑戦する。
重岡は高校5冠などアマ57戦56勝1敗。1敗も熊本県予選決勝で兄・優大(25=ワタナベ、現日本ミニマム級1位)と兄弟対決になった際、試合開始と同時にタオル投入で対戦を回避したものだ。最軽量級とは思えない強打の持ち主で左ボディーと右フックを得意とし、プロでも8戦全勝6KO。19年7月の4戦目でWBOアジア・パシフィック・ミニマム級王座、今年3月には日本ミニマム級王座を獲得した。自身がプロデュースする興行「3150FIGHT」で初の世界戦を開催する元世界3階級制覇王者・亀田興毅ファウンダー(35)は、会見で重岡を「とてつもない怪物。ミニマム級は過去にも凄い王者が出てきたが、それらをしのぐ、歴史に残る王者になるのでは。本当にバケモノのボクサーがいたんだなという感じですね。昔、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア、帝拳)がミニマム級でパウンド・フォー・パウンド(PFP=全階級を通じた最強ラキング)1位になったが、銀次朗もその可能性があると思っている」と絶賛した。
演出により、黒いスーツの“オラオラ系”スタイルで登場した重岡も発言は強気一辺倒だった。王者バラダレスがビデオメッセージで「銀次朗、しっかり準備しておけ。ハングリーなメキシカンがおまえの挑戦を迎え撃ってやる」と挑発すると「めっちゃ闘争心が湧いてきて、ワクワクしている」とニヤリ。会見で元WBA世界ミドル級王者の竹原慎二氏から「世界戦は甘くない。気を引き締めて」とアドバイスを受けると「今まで油断したことはない。だから無敗なんです。竹原さん、勝ちます」と言い返した。さらに「(3団体統一世界バンタム級王者)井上尚弥選手はありえないぐらい強いし記録も凄い。PFP1位にもなったが、自分もマジそこを狙っていて、いろんな記録を塗り替えていきたい。ミニマム級でPFP1位になったら凄いと思うし、自分はなってみせます」と言い切った。
重岡には世界王座13連続防衛の日本記録を持つ元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高氏も激励のビデオメッセージを寄せ、「KOで勝つ可能性が高い。銀次朗君は世界王者になります。15回防衛、具志堅用高の記録を塗り替える」と太鼓判を押した。重岡も「ここ(世界挑戦)は100%勝ちます。具志堅さんからも15回(防衛)行っていいと許可をいただいたので、20回ぐらい行こうかなと。ガチでそのぐらい行くので、楽しみにして応援してもらえたら」とビッグマウスぶりを発揮して会見を盛り上げた。
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November 11, 2022 at 02:38PM
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亀田興毅氏も絶賛の重岡銀次朗が1・6世界初挑戦「PFP1位になってみせる」「20回ぐらい防衛」 - スポニチアネックス Sponichi Annex
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