宮崎太陽銀、公的資金130億円完済へ リーマン・ショック後に注入、期限を2年半前倒し | 鹿児島のニュース - 南日本新聞

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宮崎太陽銀行本店（宮崎太陽銀行の公式ウェブサイトより）

　宮崎太陽銀行（宮崎市）は、２０１０年３月に国から注入を受けた公的資金１３０億円を３０日付で全額返済する。返済に必要な利益剰余金を確保できたため。期限の２５年３月末から約２年半前倒しした。

　資金注入と引き替えに整理回収機構へ発行した優先株２６０万株を約１３１億円で買い戻し、全て消却する。１５日の取締役会で決議した。経営の健全性を示す単体自己資本比率は９月末現在１１．０８％で、返済によって３％ほど低下する見込み。国内基準の４％は上回るとみる。

　同行はリーマン・ショック後の０９、１０年連続で３月期決算の最終損益が赤字となった。中小企業向け貸し出し余力を高めるため、金融機能強化法に基づき公的資金の注入を受けた。

　収益性や業務効率性向上など経営強化を図り、２２年９月期には利益剰余金が１９８億円となった。３月には地元企業などを引受先とする第三者割当で優先株を発行し、６０億円増資した。

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November 17, 2022 at 05:05AM
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