北京五輪スピードスケート女子１５００メートル（７日）で２大会連続銀メダルに輝き、冬季五輪日本勢単独最多４個目のメダルを獲得した高木美帆（２７）＝日体大職＝の故郷・幕別町の飯田晴義町長（６６）が８日、同選手への新褒賞検討と凱旋（がいせん）パレード実施の意向を明かした。
過去２回の五輪（１０年バンクーバー、１８年平昌）で「町民栄誉賞」、「特別町民栄誉賞」を授与。７日のレースをオンライン応援イベントで見守った飯田町長は「今五輪で５種目出場と誰にもできないことに挑戦しながら、２大会連続銀メダルは立派。残り種目（団体追い抜き、５００メートル、１０００メートル）の活躍も加味し、町民の意向も確認しながら新たな褒賞を検討したい」と話した。
平昌五輪後の１８年４月には高木姉妹の凱旋パレードを実施したが、同町長は「コロナ禍でつらい日々を送る全国の人々を勇気づける活躍。ぜひ、前回のようにシーズン後に町内でパレードを行い、感謝の気持ちも伝えたい」と連続実施も熱望した。
同町は人口約２万６０００人余りだが冬季、夏季合計８人の五輪選手を輩出。平昌では高木の姉・菜那（２９）＝日本電産サンキョー＝が団体追い抜きとマススタートで金、美帆も金、銀、銅メダル。同町は１９年に高木美が所属する日体大と連携協定を締結。「今五輪後、日体大の協力を得て小さな町から五輪代表、メダリストが多く出る要因、背景を研究するプロジェクトを本格的に進めたい」と同町長。残り種目での「金」獲得を期待する故郷の熱気も、さらにエスカレートしそうだ。（小林聖孝）
February 09, 2022 at 09:15AM
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銀メダリスト・高木美帆に故郷・幕別町が新褒賞と凱旋パレードを検討 - スポーツ報知
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