日本の全4選手が2回目に進み、小林陵侑(25=土屋ホーム)が銀メダルを獲得した。佐藤幸椰(26=雪印メグミルク)は15位、小林陵の兄、小林潤志郎(30=雪印メグミルク)は24位、中村直幹(25=フライングラボラトリー)は29位だった。

佐藤は1回目18位から3つ順位を上げた。「1本目に飛び出しのスムーズさがなく、若干遅れてしまったが、2本目で修正ができなかった。そういうところが弱いと感じた」と反省ばかりが口をついた。団体戦に向けては「これだけ強いエースがいる。日本チームとしての目標もあるし、いい準備をして、目標達成のために力になれれば。陵侑の足を引っ張らないように頑張ります」と意気込んだ。

中村の1回目は17位。2回目は距離を伸ばせず、29位に終わった。1回目でガッツポーズも出た。「1本目は今までやってきたことを出せた1本。満点に近いようなジャンプでした」。一方、2回目については「失敗しました! ハハハ」と苦笑い。「1本目と同じような緊張感が力みに変わってしまい、タイミングを外した。僕らしさでもあり、課題でもあります」。小林陵の銀メダルについては「さすがです。それを抑えて金メダルを取ったリンビク君もすごい。尊敬しています。両方とも」とうなった。