山形、秋田両県の地方銀行を傘下に持つフィデアホールディングス（ＨＤ、仙台市）と東北銀行（盛岡市）は１０日、昨年７月に公表した経営統合に関する基本合意の解除を決めたと発表した。経営戦略の方向性や企業統治体制で見解に相違があったと説明している。
低金利や人口減少で地銀の経営環境は悪化しており、両行は統合に関する基本合意を解除した後も、システムの共同利用や人材交流を柱とした包括的な業務提携は続ける方針だ。
フィデアＨＤと東北銀は昨年７月、経営統合に基本合意し、最終契約に向け準備委員会を設置し協議を進めてきた。フィデアＨＤは、荘内銀行（山形県鶴岡市）と北都銀行（秋田市）を傘下に持ち、東北銀は岩手県を地盤にしている。
February 10, 2022 at 02:34PM
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フィデアと東北銀、統合解除 経営戦略で見解に相違 - 産経ニュース
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