東京五輪は7日、ゴルフ女子の最終ラウンドが霞ヶ関カンツリー倶楽部(パー71)で行われた。首位と5打差の3位でスタートした稲見萌寧は、9バーディー、3ボギーの65で回り、通算16アンダー。2位タイとなり、リディア・コー(ニュージーランド)とのプレーオフの結果、銀メダルを獲得した。優勝には1打及ばなかった。前回リオデジャネイロ大会で112年ぶりに競技に復帰したゴルフでは男女を通じて日本勢初のメダル。
プレーオフが行われる18番のティーイングエリアに向かいながら、稲見はコーと談笑していた。「メダルは決まってあとは勝つか負けるか。好きな選手のコーさんとプレーできるのが楽しかった」と笑った。
最終ラウンドの18番では、フェアウェーからの第2打をグリーン手前のバンカーに入れる痛恨のミスを犯し、ボギーで金メダルを逃していた。「悔いは残ったが、しっかり頑張ろうと切り替えた」。再びフェアウェーから振り抜いた打球はグリーンを捉え、楽々とパー。グリーンを外したコーのパーパットが外れ、メダルの色は決まった。
勝負強さは筋金入りだ。あえて自分にプレッシャーをかけるのが稲見流。2018年のプロテストで、外せば不合格だった最終ホールの3メートルのバーディーパットを「外したら脇の池に飛び込む」と心に決めて入れた。「究極に追い込まれると力が出る」と言う。
5打差を追ってスタートしたこの日も一時はメダル圏外に後退したが、後半に4連続を含む5バーディーの猛チャージで首位に並んだ。元世界ランキング1位で、前回大会銀メダルのコーとのプレーオフにも「(国内ツアーで3戦3勝と)勝率100%なので」と、自信満々で臨んだ。
得意のショットに加えてパットが向上し、今年の国内で5勝をマーク。昨年末時点の日本勢5番手から急上昇して五輪代表枠をつかみ、ゴルフ界待望のメダルを手にした。「私の人生で一番の名誉。夢だった舞台を、いい夢の舞台のまま終われて良かった」。磨き続けた技術と鋼の精神力で、銀色に輝くメダルにたどり着いた。(福井浩介)
August 07, 2021 at 09:28PM
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「プレーオフは勝率100%なので」…稲見、自信満々プレーで「銀」もぎ取る - 読売新聞
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