平野が目指した「隙のない卓球」
平野の調子を見極めるプレーに話が及んだのは台上技術の話題になったときだった。 東京五輪での彼女は特に無敗で勝ち進んだ準決勝までレシーブのストップやツッツキ、フリックといった台上技術の精度が高く極めてミスが少なかった。 ストップとは相手を前に寄せるために短いボールを送る打法。ツッツキは相手の下回転のボールを下回転で返球する打法。フリックは短いボールを払うように返球する打法で、いずれも台上プレー(略して台上)と呼ばれる。 「台上の技術はまんべんなく練習して、いつもよりも完璧に近いぐらいの仕上がりでした。私は頭で覚えるよりも体で覚えるのが得意な方なので、体に染みつくぐらい細かい技術の練習をして、オリンピック本番で隙のない卓球を目指しました」 その成果が表れたのは女子団体戦で最初の山場となった準々決勝の台湾戦。3番のシングルスで平野が陳思羽(チェン・ズーユ)に勝った一戦だ。 第1ゲームから得意のバックハンドドライブやチキータレシーブなど攻撃的なプレーで得点を重ねた平野はこのゲームを先取すると、第2ゲームもサーブを左右長短に散らして主導権を握った。 しかし、良い形を作ってからチャンスボールでミスが出始め、第2ゲームは陳に奪われてしまった。 いわゆる「攻め急ぎ」である。 「自分から攻める意識が強すぎて焦ってミスになったり、攻撃がちょっとだけ早くなって打たなくてもいい所で打ってしまったり。そういう自分のプレーの傾向はオリンピック前からビデオを見て、結構多いなと思っていました」 そのことを平野は第3ゲームのチェンジエンドで思い出したという。ベンチにいた女子日本代表監督の馬場美香(9月末日で退任)の「もうちょっとペースを落としていい」というアドバイスがきっかけだった。
August 24, 2021 at 03:17PM
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平野美宇が明かす団体銀の舞台裏…目指した「隙のない卓球」、代名詞の“連続攻撃”よりも重視したこととは?(Number Web) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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