モルガン・スタンレーは、アジア太平洋地域の投資銀行部門で人員を７％減らすことを検討している。事情に詳しい関係者が明らかにした。米国との関係悪化や成長減速でディールメーキングが細る中国関係が最も影響を受けるという。
非公開情報を理由に関係者の１人が匿名で語ったところでは、キャピタルマーケッツ部門を含めて40人を上回るバンカーが対象となる恐れがあり、該当者への通知が今週にも始まる可能性が高い。関係者によれば、他の部門も若干の影響を受けると考えられる。削減数の最終決定は行われていない。
アジアでの削減は、今四半期末までに全世界で 約3000人減らす計画の一環という。ブルームバーグが今月伝えたところでは、ウェルスマネジメント部門のファイナンシャル・アドバイザー（ＦＡ）とその補助職を除くスタッフの約５％に相当する。モルガン・スタンレーはライバルと比較し、香港を拠点とする中国チームにより多くの人員を抱えており、ディールメーキング不振の影響を受けやすい。
アジアの投資銀行部門では中国を専門とする役職を中心に昨年末までに既に約50人が 削減された。この数字は、昨年のウォール街の金融機関で最も多い方に入ると関係者が当時話していた。
モルガン・スタンレーの香港の広報担当者はコメントを控えた。
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原題： Morgan Stanley Weighs Cutting 7% of Asia Investment Bank Jobs（抜粋）
May 16, 2023 at 01:58PM
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モルガンＳ、アジア投資銀で７％削減検討と関係者－中国関連が中心か - ブルームバーグ
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