トライアスロンの世界最高峰、世界シリーズの大会が横浜市で開かれ、パラトライアスロンでは、東京パラリンピック銀メダリストの宇田秀生選手が4位に入りました。
世界最高峰の世界シリーズは、海外の有力選手も参加して横浜市の山下公園周辺のコースで朝から冷たい雨が降るコンディションの中で行われました。
このうちパラトライアスロンは、オリンピックの距離の半分となる750メートルを泳ぐスイム、20キロを自転車で走るバイク、5キロを走るランが実施され、男子運動機能障害のPTS4のクラスには、東京パラリンピックで銀メダルを獲得した宇田選手が出場しました。
宇田選手は最初のスイムでは出場した9人のうち6番手と出遅れたものの、バイクでは全体の2番目のタイムで、上位との差を縮め、最後のランでも追い上げを見せて3位の選手に迫りましたが13秒及ばす、1時間1分55秒のタイムで4位でした。
宇田選手は「スイムでは、自分の中では、よい泳ぎができ、合宿の成果を出せたと思う。バイクとランで順位を上げきれず、3位の選手にもう少しのところで追いつかなかったところが悔しいです」と話していました。
優勝は、東京大会の金メダリストでフランスのアレクシ・アンカンカン選手でした。
このほかの日本勢は
▽男子車いすのクラスでは木村潤平選手が出場した3人の中でトップとなり優勝を果たし
▽視覚障害のクラスで東京大会銅メダルの米岡聡選手が8人中3位でした。
また、日本の女子選手として唯一、出場した秦由可子選手は、運動機能障害のPTS2のクラスで6人中5位でした。
May 13, 2023 at 02:24PM
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