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セブン銀行が証券サービス参入で描く、新たな銀証連携の姿とは - ITpro

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 セブン銀行が、今夏にも証券サービスに参入する。5000億円超の個人預金を生かした新事業を推進し、ATM一本足の事業構造から脱却する足がかりとする狙いだ。「投資サービスは熱しにくいが冷めにくい。継続的な接点を築きやすい」。セブン銀行戦略事業部グループ長の中田裕朗氏は、こう狙いを語る。

新たに開始する証券サービスの特徴

新たに開始する証券サービスの特徴

(画像提供:セブン銀行)

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 約250万のセブン銀行口座保有者を対象にした投資サービスに乗り出す。主なターゲットは投資初心者層だ。まずは日本と米国の上場有価証券を扱う。1株から購入できるようにするほか、一般ユーザーになじみのある銘柄に絞るなど、投資のハードルを下げる工夫を凝らす。詳細は明かしていないものの、「リアルな買い物と親和性のある形にしたい」(中田氏)といい、個人投資家が証券取引を身近に感じられる仕掛けも盛り込むとみられる。

 それだけではない。力を注ぐのが、UX(ユーザー体験)だ。セブン銀行が提供するスマートフォンアプリ「Myセブン銀行」を起点に、証券口座の開設から取引の実行までをシームレスなUXで実現することを目指す。「銀行の入り口から違和感なく証券を購入できるようにする。証券と銀行の間にある壁を打ち壊したい」と、開発を支援するFinatext代表取締役CEO(最高経営責任者)の木下あかね氏は意気込む。

 セブン銀行は、金融商品仲介業者として証券サービスに乗り出す計画。自前でシステム構築はせず、Finatextホールディングス傘下の証券会社であるスマートプラスが手掛ける証券インフラサービス「BaaS(Brokerage as a Service)」を採用した。証券サービスに乗り出すためのコストと期間を抑えることが目的だ。同社は、BaaSを基盤にロボ・アドバイザーをフロントサービスとしてパッケージ化した「Smartplus Digital Wealth Manager」も提供しているが、「UI/UXを他社に任せるのではなく、当行として踏み込んで取り組みたかった」(中田氏)ことから、BaaSを選んだという。

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March 23, 2022 at 03:00AM
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