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銀の池田「スパートへの対策を積んで大舞台で対応できた」…銅の山西「余力がなくなり過ぎていた」 - 読売新聞

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 札幌市で5日行われた男子20キロ競歩は、スタート30分前の気温が31・1度と、過酷な状況下で、池田向希(23)(旭化成)が銀メダル、山西利和(25)(愛知製鋼)が銅メダルを獲得した。序盤は4キロ付近から王凱華(27)(中国)が飛び出し、池田、山西らが第2集団でついて行く展開。13キロ付近で王が集団に飲み込まれ、池田、山西を含む7人で先頭集団を形成する

 山西が「ポイントだと思っていた」という残り3キロ付近でスパート。池田とマッシモ・スタノ(イタリア)の2人がついて行く。残り2キロを切って山西が遅れ、スタノと池田のマッチレースになり、最後は池田が振り切られ9秒差の2位、山西は23秒差の3位となった。

 池田は「序盤はラスト5キロに余裕を持たせると考えていた。ずっと山西さんに負け続けて来たのでスパートに対する対策を積んで、大舞台で対応できた。今までの成果が出た」と振り返った。

 2019年世界選手権金メダルの山西は「目標としていた金メダルを取れなかったので、これまで取り組みとか準備に、至らない部分があったんだろうと思う。残り3キロのスパートで逃げ切るつもりだったが、余力がなくなり過ぎていた」と、悔しさをにじませた。

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August 05, 2021 at 04:54PM
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