東京オリンピックは5日、卓球の女子団体決勝が東京体育館であり、日本は中国に敗退。銀メダルを獲得した。一方、今大会で新競技に採用された空手の女子形では、清水希容(27)が銀メダルを獲得した。
卓球女子団体は、正式種目になった2008年北京五輪から、中国が4連覇を果たした。
団体戦はダブルス1試合、シングルス4試合の計5試合で対戦し、先に3勝した方が勝ちとなる。
中国がストレート勝ち
最初のダブルスは、女子シングルス金メダルの陳夢が王曼昱と組んだ中国ペアと、石川佳純と平野美宇の日本ペアが対戦。石川・平野は積極的に攻めて第1ゲームを11-9で先取した。しかし、中国ペアは第2ゲームを11-6、第3ゲームは11-8、第4ゲームは11-7で取り、逆転で勝利した。
第2試合は、伊藤美誠とシングルス銀メダルの孫穎莎が対戦。伊藤はシングルスの準決勝で負けた相手に雪辱を期したが、孫が11-8、11-5、3-11、11-3で押し切った。伊藤は中盤以降に連続ポイントを許すなど、踏ん張りきれなかった。
日本が平野、中国が王と、最初のダブルスを戦った2人が顔を合わせた第3試合は、11-5、11-9、11-3のストレートで王が勝利。中国が3連勝で優勝を決めた。平野は競り合った第2ゲームを取れず、流れをつかむことができなかった。
「2人には感謝しかない」
試合直後のテレビインタビューで、伊藤は、「(全日程が終了した今大会を振り返り)最後まで楽しくできたと思います。もちろん、勝ちたいという思いが一番で、悔しい気持ちがすごくあります。でも、楽しくできました」と話した。伊藤は混合ダブルスの金、シングルスの銅に続いて、団体で銀メダルを手にした。
決勝ではダブルスとシングルスで2敗した平野は、「決勝で2本(試合)使っていただいたのに勝てなくてすごく悔しいですけど、この舞台に立ててとても楽しかった。いろいろな方に感謝したいです」と述べた。
日本チームを最年長として引っ張った石川は、「悔しさは大きいですけど、中国の強さも感じたし、この舞台で決勝を戦えたことはうれしかったです。たくさんのサポートに本当に感謝したいと思います。(後輩と戦ったチームジャパンについては)本当に心強い2人で、チームワークはよかった。オリンピック前の合宿から最高の雰囲気でできたので、2人には感謝しかない」と振り返った。
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空手は長年のライバル対決
日本武道館であった空手では、日本勢初となるメダルを清水が獲得した。金メダルは清水の長年のライバル、スペインのサンドラ・サンチェス(39)が手にした。
清水は準決勝B組を1位で突破し、清水と同じ点数で準決勝A組を勝ち抜いた宿敵のサンチェスと対戦した。これまでに何度も国際大会で優勝を争ってきた両選手。2人とも最高難度の形「チャタンヤラクーサンクー」で決勝に臨んだ。
サンチェスは決勝で先に演武して28.06をマーク。清水は27.88とわずかに届かなかった。技術点は両選手とも19.60で同点だったが、競技点でサンチェスが8.46、清水が8.28とわずかな差が付いた。
3位決定戦の2試合は、イタリアのヴィヴィアナ・ボッタロと香港の劉慕裳がそれぞれ勝利して銅メダルを獲得した。
「勝ちたかった」
清水は試合後のインタビューで、「予選よりも少し焦ったというか、足場が浮ついていた部分があるので、もうちょっと予選みたいな感じで気持ちが出せたらよかったなという気持ちはあります。たくさんの人たちが応援してくださったのに勝てなかったというのは本当に申し訳なかったと思っています」と語った。
さらに、「ここまで来るのにすごくしんどかったので、ここで勝ちたかったんですけれど、悔やしいです」と涙で言葉を詰まらせた。
初のオリンピックについては「この舞台に立たせていただいたこと、こんな状況でオリンピック自体も開催できるか分からない状況で開催していただけたことに本当に感謝していますし、こんな経験はもうできないと思うので、貴重な経験をさせていただいたと思います」と振り返った。
August 05, 2021 at 11:52PM
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