銀メダルを獲得した開心那(12=WHYDAH GROUP)が練習する札幌市内の「HOTBOWL skate park」が応援会を開催し、集まった関係者約70人が仲間の快挙に歓喜した。

「COCONA」の名前とイラスト入りオリジナルTシャツを着て見守った堤裕介代表(41)は「ドキドキ、ハラハラしたけど、攻めの姿勢で心那っぽかった」とたたえた。

苫小牧市内から札幌市内の同施設に練習に通い始めた小学校1年時から成長を見てきた同代表。開は他人とは違うことを好む性格で、高得点が出る回転系の技より、グラインド系を極めた自分のスタイルを貫く。そんな性格は、本番当日の衣装でも表現されていた。大舞台を前に「みんなと同じじゃない格好の方がいい」と相談を受けた同代表は、「つなぎがかわいいんじゃない?」とアドバイス。Tシャツ姿などが多い中、アドバイス通り、この日は白いつなぎを着て臨む開の姿があった。

日本人最年少メダリストに輝いた12歳へのご褒美はすでに決まっている。5歳から始めたスケートボードの練習ばかりして過ごしてきた開は、遊園地に行ったことがないという。「帰って来たら遊園地に行く約束をしている。楽しみですね」と同代表。「いつも『世界一かっこいいスケーターになりたい』と言っているけど、宇宙一のスケーターになって欲しい」とエールを送っていた。