日本郵政の増田寬也社長は4日、このほど実施した傘下のゆうちょ銀行株の売却により得た資金の使途について、「自社株買いなどの株主還元」のほか、「デジタルトランスフォーメーション(DX)や不動産など成長に向けた投資にも使いたい」と述べた。
ゆうちょ銀株は3月20日に一般の投資家などに1株当たり1131円で売り出された。増田氏によると、売却に伴い約1兆2000億円の資金が入った。このうちいくらを株主還元や成長投資に回すのかについては言及しなかった。
ゆうちょ銀の 株価は、欧米の信用不安などを背景に下落し、3月23日以降の終値は売り出し価格を下回っている。大量保有報告書によると、日本郵政による保有割合は約88%から約62%に低下した。
日本郵政は2025年度までの早期にゆうちょ銀への出資比率を50%以下に引き下げる方針。増田社長は会見で、この中期経営計画の期間中に「早急に売却したい」と話した。同じく傘下のかんぽ生命保険株の保有比率は既に5割を下回っている。
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April 04, 2023 at 02:56PM
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日本郵政社長、自社株買いや成長投資へ-ゆうちょ銀株売却の1.2兆円 - ブルームバーグ
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