ドイツ経済はエネルギー価格の高騰でリセッション（景気後退）に陥るだろうと、 ドイツ銀行のクリスティアン・ゼービング最高経営責任者（ＣＥＯ）が述べた。ガス危機が欧州経済に及ぼすリスクが浮き彫りになる。
同ＣＥＯは７日フランクフルトでのスピーチで、エネルギー価格は「しばらくの間」高止まりし「ドイツ経済への脅威」となるだろうと警告。物価の高騰と供給ボトルネックは「ドイツが景気後退をもはや回避できない」ことを意味すると述べた。
ドイツ銀行のクリスティアン・ゼービングＣＥＯ
Photographer:Krisztian Bocsi/Bloomberg
ロシアのガスプロムが同国とドイツを結ぶパイプライン、ノルドストリーム 1 を経由したガス供給を無期限で停止し、エネルギー危機は深まった。
欧州連合（ＥＵ）はこの危機が経済崩壊に発展するのを防ぐため取り組んでいる。エネルギー担当相は９日にブリュッセルで緊急会議を開く予定。
ゼービング氏は「インフレの高止まりが長引くほど緊張は大きくなり、社会的な対立が発生する可能性は高まる」と語った。
原題： Deutsche Bank CEO Sewing Says Germany Heading for Recession (1)（抜粋）
September 07, 2022 at 03:50PM
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ドイツ経済はリセッション入りへ、エネルギー高騰で－ドイツ銀ＣＥＯ - ブルームバーグ
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