<柔道:全日本女子選手権(皇后杯)>◇17日◇横浜武道館
東京オリンピック(五輪)48キロ級の銀メダリスト渡名喜風南(26=パーク24)が、体重無差別の日本一決定戦に初挑戦し、81キロ差の対決で初戦敗退した。
2回戦から登場。登録体重が132キロの蓮尾沙樹(北関東綜合警備保障)と対戦し、開始51秒、合わせ一本で敗れた。大外刈りで技ありを取られると、そのまま崩れけさ固めで抑え込まれた。
「素直に怖かったです、持たれると。けがなく終われて良かったです」
圧倒的な体格差に屈した感想を、そう振り返った。
現在の体重は51キロといい「減量しなかったのは高校生以来」。81キロもの差がある中、序盤は旋回して間合いを取り、小外掛けなどを仕掛けたが「全然ビクともしなかった…。78キロ級とか100キロいってないくらいだったら、もう少し長く戦えるかなと思ったんですが」と笑顔で振り返った。
五輪代表は推薦で出場権を得られた今回。「女子の日本一を決める大会。出られる権利があるのなら、いつか。そう思って挑戦しました。少しでも体の小さい人の希望、勇気になればと思ったんですが」と初のチャレンジの理由を語った。
今後のエントリーについては「ないです。もう終わりでいいです」と笑い、代表に内定している世界選手権(10月、タシケント)など48キロ級に戻った際に「諦めずに挑戦し続けたい」と生かす構え。東京五輪の最軽量メダリストにとって、新鮮で貴重な体験となったようだ。【木下淳】
April 17, 2022 at 12:04PM
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【柔道皇后杯】東京五輪銀の渡名喜風南、81キロ差対決で蓮尾沙樹に初戦一本負け「怖かった」 - ニッカンスポーツ
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