【ニューヨーク=斉藤雄太】米銀大手のバンク・オブ・アメリカが18日発表した2022年1～3月期決算は、純利益が前年同期比12%減の70億6700万ドル（約8900億円）だった。米連邦準備理事会（FRB）の金融引き締めやロシアのウクライナ侵攻で金融市場の変動が大きくなり、企業の株式発行などが減ったことで投資銀行業務の手数料収入が落ち込んだ。
不良債権処理などに充てる与信費用は3000万ドルを計上した。前年同期は18億ドル以上の戻し入れが発生していた。ロシア向けの直接的な投融資残高は約7億ドルと開示したが、アラステア・ボースウィック最高財務責任者（CFO）は「長年にわたって減らしてきており、非常に小さい」と影響が軽微であることを強調した。
売上高にあたる純営業収益は2%増の232億2800万ドルで、1～3月期決算を発表した米金融大手6社のなかで唯一増えた。融資の拡大や利ざやの改善で純金利収入は13%増と大きく伸びた。
April 18, 2022 at 11:02PM
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バンカメ、1～3月純利益12%減 投資銀手数料落ち込む（写真=ロイター） - 日本経済新聞
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