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封じ手は8六銀 王位戦第4局 - 中日新聞

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第4局の2日目、立会人の木村九段(右)が差し出した封じ手の封筒を確認する藤井聡太王位(左)。中央は豊島将之九段=25日午前、徳島市の渭水苑で

第4局の2日目、立会人の木村九段(右)が差し出した封じ手の封筒を確認する藤井聡太王位(左)。中央は豊島将之九段=25日午前、徳島市の渭水苑で

  • 第4局の2日目、立会人の木村九段(右)が差し出した封じ手の封筒を確認する藤井聡太王位(左)。中央は豊島将之九段=25日午前、徳島市の渭水苑で

 将棋の藤井聡太王位(20)=竜王・叡王・王将・棋聖、愛知県瀬戸市=に豊島将之九段(32)=同県一宮市出身=が挑む「お〜いお茶杯第六十三期王位戦」(中日新聞社など主催、伊藤園特別協賛)の七番勝負第四局が二十五日午前九時、徳島市の料亭「渭水苑(いすいえん)」で再開し、指し継がれた。

 両対局者が前日の局面を再現した後、立会人の木村一基九段(49)が封じ手の入った封筒を開き、「8六銀」(五十六手目)を読み上げて二日目が始まった。

 封じ手の8六銀は控室の予想にない驚きの一手。戦機を探る展開かと思われた局面から、一気に状況が緊迫した。藤井は一時間を超える長考で同歩(五十七手目)と銀を取り、豊島がと金を作って飛車を成り込む分かれになった。その後、豊島は3筋攻めに矛先を変え、難解な戦いが続いた。

 木村九段は「豊島九段が銀を犠牲に8筋を突破したが、藤井王位の駒得が大きそうな展開。機を見てうまく反撃に出れば先手有望だ」と話した。

 同日夜までに決着する見通し。対局の模様は中日新聞Webでも速報する。

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August 25, 2022 at 02:00PM
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