【北京=山下福太郎】中国人民銀行(中央銀行)は15日、政策金利と位置づける中期貸出制度(MLF)の1年物金利を0・1%引き下げて2・75%にすると発表した。利下げは今年1月以来で、据え置きとの予想が大勢だった金融市場には驚きが広がっている。
1月の引き下げ幅も今回と同じ0・1%だった。消費者物価指数(CPI)上昇率が9%前後となる欧米では利上げが相次ぎ、中国は主要国ではほぼ唯一、逆方向の金融政策を強めている。
3月末~5月末の上海市の都市封鎖(ロックダウン)が解除されて以降、経済活動は急速に回復していたが、7月以降は感染が徐々に再拡大している。国家統計局が15日に発表した7月の失業率は、前月より0・1ポイント改善して5・4%だった。ただ、16~24歳の若年失業率は19・9%と、0・6ポイントも悪化した。
人民銀は20日にも、銀行の貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(LPR)を見直すかどうかを判断する。LPR5年物は住宅ローン金利の目安となり、今年5月に0・15%の大幅な引き下げを行ったばかりだ。不動産市況は一段と悪化しており、市場では今回の利下げを踏まえ、LPRでも追加の引き下げを行うとの見方が強まりつつある。
August 16, 2022 at 03:00AM
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中国人民銀、0・1%利下げ…「据え置き」の市場予想覆す - 読売新聞オンライン
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