【バンコク=井上航介】タイの金融大手サイアム商業銀行は25日、暗号資産(仮想通貨)交換所最大手、ビットカブの買収を中止すると発表した。サイアム商銀によると、ビットカブは規制当局による命令などを受けて改善を進めているが、「問題解決の見通しが立たない」ことから買収を断念したという。
サイアム商銀は2021年11月にビットカブ株の51%を約178億バーツ(約670億円)で取得する方針を発表していた。だが買収の表明直後に、仮想通貨の価値が下落。事業環境が悪化したとして22年7月になって買収延期を表明した。
銀行間の競争が激化するなか、サイアム商銀は当初、事業多角化の一環としてビットカブの買収に乗り出した。このため事態の好転などを見越し、すぐに買収断念を決断しなかった。
ただ、タイ証券取引委員会がデジタル資産の決済利用を禁止するなど、仮想通貨への逆風は強まる一方となっている。代表的な仮想通貨ビットコインの足元の価格もピーク時の21年11月に比べ6~7割安と低迷する。サイアム商銀は回復の見通しが立たないことから、最終的に買収中止を余儀なくされた格好だ。
August 25, 2022 at 04:12PM
https://ift.tt/KHDvki0
サイアム商銀、タイ仮想通貨最大手の買収断念(写真=ロイター) - 日本経済新聞
https://ift.tt/lzgvRoI
Mesir News Info
Israel News info
Taiwan News Info
Vietnam News and Info
Japan News and Info Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "サイアム商銀、タイ仮想通貨最大手の買収断念(写真=ロイター) - 日本経済新聞"
Post a Comment