Search

ウォール街のオフィス復帰に温度差、大手米銀間で違い浮き彫り - ブルームバーグ

gin.prelol.com

ウォール街の ゴールドマン・サックス・グループ シティグループのグローバル本社は互いに歩いてすぐの距離にあるが、オフィス復帰の方針については大きな隔たりがあるようだ。

  ゴールドマンは本社勤務のほぼすべての従業員に対し、14日朝から出社を求めている。新型コロナウイルス禍で1年余り前に在宅勤務化が始まって以降、ウォール街で最も野心的なオフィス復帰の一例となる。一方、シティグループが本社ビルに多くの従業員を呼び戻すのは7月になってからだ。それ以降も同行の多くの従業員は、在宅と出社を組み合わせたハイブリッド型勤務を長期的に選択可能だという。

ゴールドマン・サックス・グループでは多くの従業員が1年以上ぶりにオフィスに復帰

出典:ブルームバーグ

  こうした違いはウォール街の金融業界全体に見られ、ニューヨーク市経済を巡る楽観が生まれる一方、職場内では不安も広がっている。上司らは、部下のオフィス復帰が遅れればチームの競争力が低下すると心配する。一方で、子を持つ親は在宅勤務の柔軟性が失われることや、若くて独身の同僚やライバルにオフィス復帰で先を越され、顧客らとの対面での面会時間を奪われることを危惧している。

ウォール街、在宅勤務時代の終焉視野に-ワクチン接種加速で

JPMorgan Trading-Floor Staff Return To Office

JPモルガン・チェース本社ビル前(2020年9月21日)

写真家:Michael Nagle / Bloomberg

  早期のオフィス復帰を声高に訴えていたデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)が率いるゴールドマンのオフィスではこの日朝、雨模様の中を出社してきた従業員らがハイタッチして抱き合う様子も見られた。

リモート勤務は例外的、新常態ではない-ゴールドマンCEO

Key Speakers At The 2019 Milken Conference

シティグループのジェーン・フレーザーCEO

  他方、シティグループのジェーン・フレーザーCEOは、より柔軟な勤務を引き続き認めている。その背景には、低年齢の子どものワクチン接種がまだ行われていない中、サマーキャンプなど一部の児童向けプログラムが完全に再開していない状況などがある。こうした判断は、雇用主としてのシティグープの差別化につながる可能性がある。

  米銀最大手の JPモルガン・チェースは米国の全従業員に対し、来月初旬にオフィスに戻るよう 伝えているが、一日当たりの出勤人数は最大50%に抑える方針だ。

   バンク・オブ・アメリカ(BofA)では、上級管理職がオフィスに戻り始めている。ただ同行では、秋までは従業員の大幅なオフィス復帰は見込んでいない。

   同行のブライアン・モイニハンCEOはこの日、CNBCとのインタビューで「ワクチン接種に集中している」と説明。「しかし、ワクチン接種を受けていない人も前向きな状態で戻ってこれるようにしなければならない」と語った。

A Day in the Life of Wall Street as New York’s Return Begins

バンク・オブ・アメリカの本社ビル(5月12日)

写真家:Amir Hamja / Bloomberg

原題:
Wall Street’s Return-to-Office Divide Laid Bare by Goldman, Citi(抜粋)

Adblock test (Why?)


June 14, 2021 at 10:43PM
https://ift.tt/3pSeVh9

ウォール街のオフィス復帰に温度差、大手米銀間で違い浮き彫り - ブルームバーグ
https://ift.tt/3ay8us5
Mesir News Info
Israel News info
Taiwan News Info
Vietnam News and Info
Japan News and Info Update

Bagikan Berita Ini

0 Response to "ウォール街のオフィス復帰に温度差、大手米銀間で違い浮き彫り - ブルームバーグ"

Post a Comment

Powered by Blogger.