JPモルガン・チェースや バンク・オブ・アメリカ(BofA)など大手米銀は、今年のストレステスト(健全性審査)通過後に1420億ドル(約15兆7000億円)の資本を株主に還元する見通しだ。
米連邦準備制度理事会(FRB)は新型コロナウイルス禍を受けて1年前に自社株買いと配当の制限措置を導入したが、今年のストレステストで審査結果が良好な銀行を対象に、残る 制限措置を解除する意向だ。テストの結果は24日に発表される。
シティグループとウェルズ・ファーゴ、モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス・グループも含む米銀大手6行はすべて、テストを通過すると見込まれている。バークレイズのアナリストが示した予想を基にブルームバーグがまとめたデータによると、6行にとっては株主還元の総額を向こう4四半期に倍増させる道が開かれる。
前回の金融危機を受けて編み出されたストレステストは、経済的な混乱に耐え得る十分な資本を確保しているかどうか評価することが目的。通常は毎年1回実施されるが、FRBはコロナ禍における追加のテストを求めた。
大半の銀行が大量の余剰手元資金を確保している今、ストレステストは主にこうした資金のうちのどの程度が投資家に分配され得るのかをみる指標となっている。
バークレイズのアナリスト、ジェーソン・ゴールドバーグ氏は「今や本当に数学の問題にすぎない」と指摘。「こうした銀行が昨年12月のストレステストで実に良好で、総じて当時よりも多くの資本を確保しているという事実を踏まえれば、今回も良好な審査結果となるはずだ」と述べた。
原題:
JPMorgan Leads Banks Set to Return $142 Billion to Shareholders(抜粋)
June 23, 2021 at 10:48PM
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米銀大手6行、1420億ドルを株主に還元へ-ストレステスト通過後に - ブルームバーグ
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