(先)七段 八代弥 × 八段 稲葉陽
▲2六歩 … △8四歩 1
▲2五歩 1 △8五歩 1
▲7八金 1 △3二金 …
▲3八銀 … △7二銀 1
▲9六歩 2 △1四歩 1
▲2四歩 2 △同 歩 …
▲同 飛 … △2三歩 …
▲2八飛 … △9四歩 1
▲4六歩 3 △8六歩 1
▲同 歩 … △同 飛 …
▲4七銀 … △8二飛 …
▲8七歩 … △8三銀 …
▲7六歩 2 △7四銀 1
▲6八銀 18 △8五銀 1
▲7七銀 1 △3四歩 1
▲6六歩 2 △4二銀 5
▲5六銀 1 △4一玉 4
▲6七銀 16
持ち時間各5時間
△0時間18分 ▲0時間49分 35手
八代はランキング戦2組で準優勝し、決勝トーナメントで2勝を挙げてベスト4に進出した前期の戦いをこう述懐する。
「本戦の舞台で指せたことで、注目されることのありがたみを感じました。どれも厳しい将棋ばかりでしたので、その中で結果を残せたことは、自信につながりました。今期は前期に感じた重圧や、雰囲気を楽しむ気持ちを忘れずに指していきたいと思っていました」
初の1組の舞台。初戦は昨年12月10日に稲葉のホーム、関西将棋会館で行われた。相掛かりの戦型で先手が2筋の歩を交換して引き飛車に構えると稲葉は△8三銀~△7四銀(途中図)と出た。「
「後手の作戦は有力だと、事前に考えていました。△7四銀では△8四銀も研究会で指されたことがあります」(八代)
▲6七銀(指了図)は△8六歩▲同歩△同銀▲同銀△同飛▲8七歩に、△7六飛を消している。稲葉はここで意外な一手を指した。(池田将之)
(先)七段 八代弥 × 八段 稲葉陽
△7四銀 41
▲5八金 5 △5二金 1
▲6九玉 30 △6四歩 3
▲5六銀 3 △5四歩 51
▲8六銀 26 △6三銀 11
▲7五歩 28 △7四歩 34
▲4五銀 17 △3三銀 1
▲6五歩 1 △8五歩 24
▲7七銀 6 △7五歩 …
▲6四歩 8 △同 銀 1
▲5四銀 … △4四銀 15
▲7四歩 42
持ち時間各5時間
△3時間20分 ▲3時間35分 57手
解説を務める村山慈明七段は、関東時代に八代と同じ研究会に所属していた。口を滑らすことのない真面目な性格。休憩中の雑談では主に聞き役だった。局後の感想戦では「いいかげんな結論でよしとせず、納得するまで考えていましたね」と、懐かしそうに話す。
盤上。図で△8六歩なら後手は、攻めの銀と守りの銀を交換することができる。長年、棒銀の成功形として習ってきた。
「いまは(先手が)銀交換をあまり気にしない風潮です」と村山七段。7七の銀と8五の銀にかけた手数を比べると、後手のほうが多い。棒銀をさばかれても先手は、手得が残るので腹は立たないという考え方である。
稲葉は本譜、△7四銀と引いた。これが柔軟な構想で、7七銀と6七銀を形の決めすぎにしようというわけである。後の▲7五歩は主張を求めた動きだが、すかさず△7四歩と反発。後手番としてはまずまずの展開になったと感じていた。
八代の▲7四歩(指了図)は、昼食休憩をはさむ長考で指された。第一感は援軍を送る▲6六銀だったが、以下△8六歩▲同歩△8五歩▲同歩△8六歩の反撃に自信が持てず断念したという。(池田将之)
January 29, 2022 at 03:00AM
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執念の時間稼ぎ、勝利呼ぶ…稲葉八段×八代七段戦観戦記 - 読売新聞
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