東京五輪男子200メートルバタフライ銀メダリストで、日大2年の本多灯(ともる、19=アリーナつきみ野SC)が8日、日本学生選手権(東京辰己国際水泳場)で同種目連覇を達成した。

予選は1分55秒43で全体トップ、決勝は1分54秒45で接戦を制した。五輪後初めて、同種目でメダリストになっての変化を聞かれ「カメラに多く映りました。レースでは変化はないです」とケロリ。「このレースは100点です。国内で負けている暇はないと思います」。

五輪後は練習に集中できなかった。「浮かれていたし、五輪に比べてインカレが小さく見えてしまった」と赤裸々に話した。しかし、ただ練習をこなすだけの自分に気がつき「考えてやらないと伸びない」。五輪金メダルのミラク(ハンガリー)を追う目標も思い出した。この日は400メートルリレーも泳いで優勝に貢献。「シンプルに負けず嫌いなので。まずは勝てて良かった」と笑顔を見せた。