ドイツ銀行の7-9月(第3四半期)は債券トレーディング収入の減少率が米銀勢よりもわずかに小幅だった。ただ2年前に株式トレーディングから撤退していたため、株取引急増による増収の機会を逸した。
27日の決算発表によると、ドイツ銀全体の収入と純利益はアナリスト予想を若干上回った。企業の合併・買収(M&A)や資金調達での助言業務による収入の伸びは債券トレーディングの減収を補うには不十分で、投資銀行部門の収入は前年同期比で6%減少した。
同行は通期の投資銀行業収入が前年から「若干増加する」との見通しを示した。イェームス・フォンモルトケ最高財務責任者(CFO)はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、債券トレーディングでの「顧客活動が高水準で、四半期中に増えた。従って、この勢いをある程度継続していけるとかなり楽観している」と語った。
7-9月の決算内容は債券トレーディングに頼って業績を立て直してきたクリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)に、他の収入源の確保を迫るものとなった。
ドイツ銀の最大の収入源である債券トレーディングは前年同期比で12%減収。米大手投資銀行5行の平均は13%減だった。助言業務の収入は22%増、米銀勢は50%余り増えていた。
債券トレーディング収入は過去4四半期で米銀勢を上回り、ドイツ銀が市場シェアを奪回していたことがうかがわれる。しかし、ディストレスト債取引での単発的な収益も含まれ、持続可能性には疑問符が付く。
ゼービングCEOの再建4カ年計画は来年終了するため、2022年の収益性目標を達成できるかどうかが焦点になる。同CEOはコスト削減から収益拡大に軸足を移し、同行は最近何人かのシニアトレーダーを採用した。クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)取引も再開。また 非鉄金属取引業務への復帰も検討しているとブルームバーグ・ニュースが報じていた。
原題: Deutsche Bank’s Trading Revenue Dips as It Misses Equities Rally、 Deutsche Bank Signals Optimism After Weathering Trading Slowdown(抜粋)
(3段目にCFOのインタビューを追加して更新します)
October 27, 2021 at 01:15PM
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ドイツ銀、トレーディング減収-通期の投資銀収入、若干増見込む - ブルームバーグ
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