Search

北國銀、店舗外ATM全廃 24年9月までに 北陸の125台 コンビニ利用普及で|経済|石川のニュース|北國新聞 - 北國新聞デジタル

gin.prelol.com
北國銀が店舗外に設けるATMを操作する利用者=金沢市内

北國銀が店舗外に設けるATMを操作する利用者=金沢市内

 北國フィナンシャルホールディングス(HD)は29日、北國銀行の店舗外に設置するATM(現金自動預払機)について、2024年9月までに北陸三県の全125台を廃止すると発表した。コンビニATMの普及により、店舗外ATMの利用率は低下しているという。キャッシュレス化を推進するのが狙いで、利用者からは「近くのATMがなくなるのは不便で困る」と戸惑いの声も出ている。

【関連記事 本業益4期ぶり増 北國銀】

 廃止となるのは、石川県91カ所、富山県8カ所、福井県1カ所のATMで、商業施設内59台、病院内20台。このほか旧店舗に設けられた19台、スーパー内の10台、公共施設内7台、学校、企業内のそれぞれ5台が対象となる。

 金沢市の北國フィナンシャルHD本社で29日に開かれた決算会見で、杖村修司社長が店舗外のATMを廃止すると説明した。

 杖村氏は理由について、インターネットバンキングなどのキャッシュレス化を進める中で、ATMを利用する人が減少傾向にあると強調。地域には提携先のコンビニやゆうちょ銀行などのATMが数多く設置されていることを挙げ、「利用者の利便性が損なわれることはないだろう」と述べた。

 店舗外ATMは、全稼働時間のうち、顧客が利用、操作する時間は2割程度という。狭いスペースに冷暖房の設備が付いた場所もあり、年間の電気使用量が増えて環境面の負荷が掛かることも廃止の理由として挙げた。

 杖村氏は、店舗外ATMの廃止により、2億円程度の経緯削減につながるとして、「削減した分をキャッシュレス化の投資に充てる」と話した。企業や飲食店など1万カ所に新たなキャッシュレス端末を導入する考えも明らかにした。

 北國銀の店舗内ATM93カ所、241台についてはこれまで通り稼働させる。

  「これから不便」

 石川の地銀による突然の発表に困惑も広がった。金沢市の主婦(66)はアル・プラザ金沢に設けられた北國銀のATMを使っているとし「主婦はわざわざコンビニATMには行かない。店舗に行くのは時間がかかる」と不満げな様子だった。アピタ金沢の周辺で書道教室を主宰する市内の男性(35)は「教室関連の出入金はアピタのATMを使っている。これから不便になる」と困惑気味に話した。

  現金用封筒なくす、年間450万枚

 森林資源の保護、ごみ減量の観点から、ATMコーナーの現金用封筒については来年3月末で設置を取りやめる。年間に約450万枚を配置していた。

 ★店舗外ATM 金融機関が店舗以外の場所に設ける現金自動預払機を指す。近年では商業施設や病院のほか、市役所などの公共施設にも設置されている。行員が常駐せずに無人のため、防犯的な理由で廃止する金融機関もある。

無断転載・複製を禁じます

Adblock test (Why?)


October 30, 2021 at 03:00AM
https://ift.tt/3BspRpW

北國銀、店舗外ATM全廃 24年9月までに 北陸の125台 コンビニ利用普及で|経済|石川のニュース|北國新聞 - 北國新聞デジタル
https://ift.tt/3ay8us5
Mesir News Info
Israel News info
Taiwan News Info
Vietnam News and Info
Japan News and Info Update

Bagikan Berita Ini

0 Response to "北國銀、店舗外ATM全廃 24年9月までに 北陸の125台 コンビニ利用普及で|経済|石川のニュース|北國新聞 - 北國新聞デジタル"

Post a Comment

Powered by Blogger.