新生銀行は、SBIホールディングスによる株式公開買い付け(TOB)に対し、21日に反対の意見を表明する。一方で、SBIがTOBでの株式取得上限を撤廃し、取得価格を引き上げれば、TOBに賛成する可能性があるとの意向も示す方向で調整している。
21日に開く取締役会で最終決定する。新生銀が反対表明することにより、国内の銀行業界では初の敵対的買収となる。
新生銀が反対を表明するのは、取得上限を48%とするSBIのTOBでは少数株主の意向が軽視される可能性が高いとみているためだ。
経営権の取得を狙う場合は、基本的には株式の過半数を取得する必要がある。SBIが上限を48%としているのは、銀行株式の50%超を保有する場合、銀行法上、金融庁から監督の対象となり、取得のハードルが高くなるためとみられている。
上限が48%の場合、TOBが成立したら、残る約52%の株主の意向が反映されにくくなるという問題がある。
一方で、新生銀側は、SBIが取得上限の撤廃やTOB価格引き上げの条件に応じる見込みであれば、既存株主にとって利益が大きいとみている。11月下旬にも開く臨時株主総会の前に合意に達すれば、新生銀は準備している買収防衛策を取り下げ、賛成を表明する方向だ。
October 20, 2021 at 07:03PM
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新生銀がTOBに反対表明へ、銀行業界初の敵対的買収に…条件付きで賛成の意向も示す方向 - 読売新聞
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