栃木銀行子会社のとちぎんキャピタル&コンサルティング(C&C、宇都宮市)は、コロナ禍で打撃を受けた中小企業への経営コンサルティングを始める。出資による資金支援に加え、事業計画の策定や毎月の進捗確認を通じて抜本的な経営再建を目指す。融資による収益が落ち込むなか、これまで無償だった経営指南を有料で提供し、新たな収益源に育てる。
とちぎんC&Cの旧社名はとちぎんキャピタルで、従来は地域活性化や農業分野に関するファンドの運営のみを手がけていた。10月1日付で社名変更とともに業務内容にコンサルティングも追加。銀行本体とは別に経営支援を手がける体制を整えていた。
同時に再生支援の専門部隊である栃木銀の法人営業部企業支援室のメンバーも9人から13人に増員した。外部から経営コンサルタントを招き、企業再生の専門知識を習得。将来はとちぎんC&Cに出向して実務を担う。
小売りや製造業、温泉旅館など年商数億~数十億円の複数の企業がすでに支援先の候補にあがっているという。
実質無利子・無担保融資など政府の支援策の効果で、中小企業の資金繰りは一服した。その半面、売上高が思うように回復していない業種も多い。資金需要に応えるだけでなく、事業計画の作成から関わることで早期の経営再建を後押しする狙いだ。
コロナ禍の影響が長期化するなか、北関東では東和銀行がSBIホールディングス(HD)と資本性資金を供給するファンドの創設を決めるなど、取引先の抜本的な経営再建をにらんだ動きが出ている。
November 13, 2020 at 03:15PM
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栃木銀、グループ内にコンサル機能 企業再生を支援 - 日本経済新聞
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