「T.C.R.横浜銀蝿R.S.」のリーダー、嵐ヨシユキさん(本名田宮淑行)が今月4日午前10時46分、肺炎のため、神奈川県内の病院で亡くなった。67歳だった。11日、所属レコード会社が発表。遺族の意向で、葬儀はすでに近親者のみで執り行ったという。「お別れの会」などはコロナ感染状況を踏まえながら後日開催予定という。

発表によると、かねて病気療養中だったという。今年4月17日に横浜市内で行われた、自身の誕生日を祝う生誕祭ライブに出演し、これが最後のライブになったという。

訃報を受けて、メンバーもコメントを発表。嵐の実弟で、ボーカルの翔(64)は「兄貴、早過ぎるよ。まだまだ一緒にステージでロックンロールしたかった。悲しいよ。いまだに受け入れられてないけど、受け入れないとね。兄貴、ずっとありがとう。約束通り、生涯現役、貫いたね。ゆっくり休んでください」。

またギターのJohnney(64)は「嵐さんとは、17歳の時マブダチの翔くんの兄貴として出会いました。3学年先輩ですが、年の差以上にでっかい人でした。嵐さんは無敵でした。馬力があり、何事にも動じない、怯まない、あきらめない、この人についていけば大丈夫だと思えるようなでっかい人でした。嵐さん、天国では大丈夫、大丈夫と無理はしないでくださいね。安らかにお眠りください」。ベースのTAKU(62)も「俺のキャリアのすべては、18歳の時に見ず知らずの嵐さんからもらった一本の電話から始まりました。まさに文字通りの『生涯現役』。もうここずっと大好きな車の運転ができなかった嵐さん。でもきっと今ごろ、またあの赤いGTOで天国の第三京浜かっ飛ばしてると思います。ねぇ嵐さん」と悼んだ。