14日の欧州株は下落。大手米銀が発表した決算が失望を誘ったほか、商品安も材料視された。世界的なリセッション(景気後退)リスクの高まりとタカ派的な中央銀行への懸念が背景にある。
ストックス欧州600指数は1.5%下落。6月の米生産者物価指数(PPI)は市場予想を上回る伸びとなった。イタリアのFTSE・MIB指数は3.4%下落し、2020年11月以来の水準。イタリア政府が求めた14日の信任投票を、連立政権の中で2番目に大きな政党「五つ星運動」が棄権。ドラギ首相は、14日夜にマッタレッラ大統領に辞意を伝えると表明した。
業種別では鉱業、エネルギー株が特に売られた。旅行・娯楽は唯一の値上がりセクターとなった。航空株が高い。
CMCマーケッツUKのチーフ市場アナリスト、マイケル・ヒューソン氏は「株式市場ではバリュエーションについて今後の展開を見極めるのが難しくなっている」と述べ、「中央銀行が利下げに転じるまで、あと何度の利上げがあるのか」という懸念も投資家の間で広がっていると続けた。
欧州債市場ではイタリア10年債が下げ幅を縮小。ドラギ首相は辞任していないと事情に詳しい関係者の話として伝えられたことが手掛かりとなった。ドラギ首相はこの報道後に辞任を表明。イタリア債先物は下落した。
短期金融市場では欧州中央銀行(ECB)による利上げは年末までに最大で計171bpとの予測が織り込まれていたが、161bpまで縮小した。米連邦準備制度理事会(FRB)の ウォラー理事は1ポイントの利上げ観測に消極的な見解を示唆した。
ドイツ債は利回り曲線のベアフラット化が後退。利上げが成長見通しを抑制するとの見方が広がった。
英国債は利回り曲線がベアフラット化。2年債利回りは5週間ぶりの大幅上昇となった。トレーダーの間ではイングランド銀行(英中央沈降)による年末までの利上げは計173bpとの見方が織り込まれているが、一時は織り込み具合が181bpまで進んだ。
7月14日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
債券 | 直近利回り | 前営業日比 |
---|---|---|
独国債2年物 | 0.52% | +0.07 |
独国債10年物 | 1.18% | +0.03 |
英国債10年物 | 2.10% | +0.04 |
原題:Italy Bonds Pare Loss as Draghi Still PM; End-of-Day Curves
European Stocks Fall as Earnings Kick Off, Commodities Slump
(抜粋)
これはブルームバーグ・オートメーションを利用して作成した記事です。
July 15, 2022 at 01:10AM
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