人材派遣を手掛ける東洋ワークグループ（仙台市）は27日、日本政策投資銀行から健康経営格付けを取得したと発表した。取得するのは東北地方ではドラッグストアの薬王堂などにつぎ7例目で、人材派遣業としては全国初の事例となった。政投銀は格付けに基づき5億円規模の融資を実施する。
健康経営格付けは、従業員の健康対策やメンタルヘルス対策、働きがいなど13項目で評価する。東洋ワークは派遣先で勤務する従業員の健康維持施策を展開していることや、海外人材への配慮などが評価され、上から3番目のシングルAを取得した。人材派遣業では、派遣先で働く従業員の健康状態を把握することが一般的な事業会社などに比べ困難で、同社の積極的な取り組みが評価された。
通常融資に比べ金利水準が低いといったメリットがあり、同社は幅広く事業資金として活用する。東洋ワークグループの須佐尚康会長は同日に開いた表彰式で「健康経営の取り組みについて広く社員に浸透を図っていきたい」と話した。
July 27, 2022 at 05:21PM
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東洋ワークグループ、政投銀から健康経営格付けを取得 - 日本経済新聞
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