米銀バンク・オブ・アメリカ（ ＢｏｆＡ）は、新型コロナウイルス禍のさなかに失業保険など公的給付金の支給に使われたプリペイドカードのプログラムに関連し、不公正で虚偽的な行為をしたとして計２億2500万ドル（約310億円）の支払いを米当局に命じられた。
米通貨監督庁（ＯＣＣ）はＢｏｆＡに１億2500万ドルの民事制裁金を科し、損害を受けた消費者への補償を命じた。ＯＣＣが14日 発表した。プリペイドカードのプログラムはカリフォルニア州とニュージャージー州を含む12州で提供されていた。
米消費者金融保護局（ＣＦＰＢ）もＢｏｆＡに１億ドルの制裁金を科した。同行がコロナの「パンデミック（世界的大流行）の真っただ中に州の失業給付を台無しにした」とし、消費者への弁済を命じた。
ＣＦＰＢは 発表文で、「バンク・オブ・アメリカは欠陥のある不正検出プログラムで人々の口座を自動的かつ不法に凍結し、実際には不正がなかったにもかかわらず、ほとんど弁済を提供しなかった」と指摘した。
ＢｏｆＡの広報担当ウィリアム・ホールディン氏は、同行が失業給付金の管理を州から委託されたと説明。申請の審査・承認と同行への支払い指示は州の責任だったと指摘した。同行の努力で「政府が1400万人超の人々に2500億ドル余りのパンデミック関連の失業給付金を無事に支払うことが可能になり、全体的には他のどの銀行よりも米国民にパンデミック給付金を多く支給した」と電子メールでコメントした。
ＢｏｆＡの株価は14日、2.3％下落して終了した。
原題：
BofA Fined $225 Million for Unfair Practices on Card Program (1)（抜粋）
July 15, 2022 at 05:38AM
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米銀ＢｏｆＡに310億円制裁金、給付金不正受給の検出プログラム巡り - ブルームバーグ
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