スポーツクライミングの男子リードで課題を登る樋口純裕＝米アラバマ州バーミングハム（ＪＭＳＣＡ提供）
スポーツクライミングの男子リード決勝の樋口純裕＝米アラバマ州バーミングハム（共同）
スポーツクライミングの男子リードで２位の樋口純裕（左）＝米アラバマ州バーミングハム（共同）
【バーミングハム（米アラバマ州）共同】国際総合大会「ワールドゲームズ」は１６日、米アラバマ州バーミングハムで行われ、スポーツクライミングのリードで男子の樋口純裕（多久市出身、佐賀県連盟）、女子の谷井菜月（明治安田生命）が銀メダルを獲得した。
男子の緒方良行（Ｂ―ＰＵＭＰ）と女子の阿部桃子（相模女大）は、ともに７位だった。
ランとバイクによるデュアスロン女子は、トライアスロンで五輪３大会出場の上田藍（リソル・稲毛インター）が２位となった。車いすラグビーの１次リーグで日本はカナダに３８―３３で快勝し、４勝１敗の２位で１７日の決勝へ進んだ。
会心の登り、運も味方
○…思いがけない好結果に目を丸くした。男子リードの樋口は予選をぎりぎりの８位で突破し、決勝は一転して会心の登りを披露。銀メダルを胸に「正直、自分でも驚いている。不思議な感じがする」と笑みを広げた。
決勝は１番手で登場。迷いのないスムーズな登りで高度を稼いだ。「（事前に壁を観察する）オブザベーションの段階で、ある程度決めて登れたのが大きかった」とうなずく。登る順番が遅い予選上位の選手たちはコース中盤で次々と落ちた。「高温多湿だったので、後から出てくる選手は滑りやすかったのかもしれない」と分析した。
昨季にワールドカップ（Ｗ杯）で初優勝を遂げた２９歳のベテラン。遅咲きのクライマーが運も味方に付け、世界の舞台で輝いた。
July 18, 2022 at 07:20AM
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樋口（多久市出身）リードで銀 ワールドゲームズ・スポーツクライミング - 佐賀新聞
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