西武炭谷銀仁朗捕手(36)が新たな挑戦について明かした。28日、埼玉・所沢市内の球団施設で自主トレを公開。プロ19年目のベテランは「いまさらですけどバットの握り方から変えてます。今自分で持っている感じは全く別物」と苦笑いを浮かべながら、マシン相手に振り込んだ。

年明けから中村剛とともに体を動かす中で打撃論に至り、バットの握り方について考えた。「中村さんに握り方が変わることで、体の動き方が変わると話してもらった」。一般的に指先で握ればバットコントロールなど操作がしやすいと言われ、手のひらで握れば、ボールを押し込めるなど強い打球が打てるとも言われる。「僕は指だった。それを手のひらに変えて」と試している。

新人からの13年間を西武で過ごし、巨人、楽天と渡って6年ぶりに古巣復帰となった。チームの顔ぶれも変わっており、特に投手陣とは積極的に交流していく姿勢だ。「全員(ボールを)受けられるかわからないけど、前に受けていたとしてもゼロからのつもりでいきたい。また西武のユニホームを着てとなると緊張感も違うが、楽しみの方が大きい」と春季キャンプを心待ちにした。【山崎純一】

【関連記事】西武ニュース一覧