セブン銀行は12日、同行の現金自動預払機（ＡＴＭ）をプラットフォームとして地方銀行などに向け、口座開設手続きなどを完結できる新サービスを提供すると発表した。また、2024年春からＡＴＭで顔認証機能を活用したキャッシュカードの要らない入出金取引を開始する予定も公表した。
発表によると、新サービスはＡＴＭ上で、口座開設のほか、住所などの届け出情報を変更をできる「ＡＴＭ窓口」と、商品・サービスなどを告知できる「ＡＴＭお知らせ」。９月26日から順次、静岡銀行、群馬銀行、東日本銀行、北陸銀行、沖縄銀行、広島銀行、ＰａｙＰａｙ銀行に全部または一部機能の提供を始める。
これら機能を搭載した新型ＡＴＭは、23年９月１日現在、首都圏を中心に１万5531台あり、入れ替え完了予定の24年度末には、全国２万7000台以上で新たなサービスが使えるようになる見込み。セブン銀では順次他の機能・サービスも追加していく予定だ。顔認証での入出金は国内初という。
セブン銀の松橋正明社長は会見で、「セブン－イレブンにいけば、いろんな窓口業務ができる世界観を目指す」と説明。「銀行サービス以外にも拡大し、コンビニに行くといろいろなことが簡単に処理できるというプラットフォームにしていきたい」と述べた。
口座開設の手続きは最短３分程度で済むという。ＡＴＭに設置されているスキャナーで、マイナンバーカードや運転免許証などを読み込んで本人確認する仕組み。
September 12, 2023 at 01:24PM
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セブン銀がＡＴＭをプラットフォームに地銀７行と提携－口座開設など - ブルームバーグ
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