名古屋市の磁器作家野田里美さん（５３）による作陶展が２４日まで、静岡市葵区鷹匠の亀山画廊で開かれている。銀彩で表現した食器や花器など、新作を中心に約２３０点を用意した。
装飾を減らしたシンプルな造形美と、存在感あふれる色彩の作品が並ぶ。黒の下地に銀を焼き付けることで、かすれた風合いを表現したシリーズ「侘（わ）び銀彩」の皿や鉢、茶器などが目を引く。「侘び銀彩花器ありてい」は偶然入ったひび割れを生かして焼き上げた作品。花を生けると、アスファルトの割れ目から雑草が伸びるような雰囲気を演出する。
野田さんは、時間とともに黄褐色や黒褐色に少しずつ変わる銀彩の色合いを「育つ」と表現し、「作り手から離れた後も変化していく美しさがある」と語った。
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July 17, 2023 at 01:11PM
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銀彩で表現 新作中心に２３０点 磁器作家野田さんが作品展 静岡・亀山画廊｜あなたの静岡新聞 - あなたの静岡新聞
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