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重岡銀次朗「ウソだろ?」無判定に悔し涙「何としてでもリマッチ」亀田興毅氏も再戦実現に全力 - ボクシング - ニッカンスポーツ

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IBF世界ミニマム級5位重岡銀次朗(23=ワタナベ)が無判定試合という不本意なアクシデントで世界王座獲得を逃した。

同級王者ダニエル・バラダレス(28=メキシコ)に挑戦したが、3回途中に偶然のバッティングが発生。王者のダメージが深いと判断したレフェリーによって続行不可能と判断され、3回2分48秒、IBF規定で無判定となった。重岡は悔し涙を流して再戦を熱望。興行主催者の亀田興毅氏(36)も再戦実現に全力を注ぐ姿勢を示した。

    ◇    ◇    ◇

レフェリー判断で試合終了となると、青コーナーに戻った重岡は、しゃがみ込んだ。動けなかった。号泣するしかなかった。「ウソだろ? っていう感じ。マジで予想外。この悔しさをどこに向けたらいいのか。モヤモヤしている」。やり切れない胸中を吐露しながら、再び泣いた。

展開は重岡ペースだった。2回から強烈な左ボディーが入り始め「やれるという余裕が生まれた。これから調子が上がる」との確信を持っていた途中、頭を下げて近づいた王者の顔面が重岡の左ほおに入った。最初に5分の休憩を要求した王者がレフェリーにダメージの深さを主張。無情な試合終了のゴングが鳴り響いた。「これから、という時にまさかの終わり方。不完全燃焼。確実に相手が心が折れたと思いました。マジでここ(無判定)を考えていなかった。4回が終わっていれば負傷判定で勝っていた。あと少しだった」と唇をかんだ。

試合後、興行主の3150FIGHTファウンダー亀田興毅氏(36)から「お前は負けていないし、お前のプラスにしかなっていない」と激励された。中学まで約40戦無敗、高校時代は通算56勝1敗。高校1年時の総体県大会決勝で兄優大との対戦が実現した際、兄弟対決を回避したセコンドのタオル投入による棄権負けが唯一の黒星だ。100戦以上で事実上、無敗を誇る重岡は「まだ負けていない。王者になる日が遅くなるだけ。ぜひ再戦させてほしい」と口調を強めた。

亀田氏は4月16日、東京・代々木第2体育館で東京初進出を果たす3150FIGHT興行を発表。同氏は「華のある、スター性のある選手に変わりはない。何としてでもリマッチできるように持っていこうと思います」と全力を注ぐ構え。不本意な結末を糧に、重岡は即再戦のチャンスを待つ。【藤中栄二】

○…王者バラダレスは3回途中、踏み込んできた重岡と頭部がぶつかると顔をゆがめて痛がった。いったん試合を止めたレフェリーに、頭をぶつけられたとアピール。ニュートラルコーナーでドクターが状態をチェックし回復を待ったが、約3分後に試合続行不可能と判断された。セコンドの助けを借りリングを下り取材には対応しなかった。

◆ノーディシジョン(無判定)4回終了までに偶然の負傷で続行が不可能な場合、試合が成立せずに勝敗がつかないこと。バラダレスと重岡は3回途中に頭と頭がぶつかった。「両者ともに偶然のバッティング」とされて、レフェリーが試合続行不可能と判断したことで、無判定となった。

◆重岡銀次朗(しげおか・ぎんじろう)1999年(平11)10月18日、熊本市生まれ。幼稚園から小学6年まで空手。小学4年から並行してボクシングを開始。小学5年からU-15(15歳以下)全国大会で5連覇。熊本・開新高で16、17年高校選抜連覇、16年国体優勝など5冠を獲得。アマ戦績は56勝(17KO・RSC)1敗。18年9月にプロデビューし、プロ4戦目でWBOアジア・パシフィック・ミニマム級王座を獲得(2度防衛後に返上)。昨年3月には日本同級王座も獲得。家族は両親と姉、兄、妹。身長153センチの左ファイター。

初挑戦の重岡銀次朗まさかの無効試合でベルト奪取ならず 3回偶然のバッティング/詳細

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January 07, 2023 at 05:04AM
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