稲垣千駿
コンコルディア・フィナンシャルグループ(FG)傘下で地方銀行最大手の横浜銀行(本店・横浜市)が、同じ神奈川県を拠点にする第二地銀の神奈川銀行(同)を完全子会社化する方針を固めた。近く株式公開買い付け(TOB)を通じて、全株式の取得を目指す。実現すれば、神奈川県内の地銀が一つのグループに集約されることになる。
双方の銀行の関係者への取材でわかった。横浜銀は神奈川銀の株式の7・76%を保有する大株主で、これまでも人材を派遣したり、ATM(現金自動出入機)の利用で提携したりしてきた。横浜銀は買収で、神奈川銀が持つ中小企業の顧客基盤を取り込み、営業網を強化する狙いがあるとみられる。買収後も神奈川銀の店舗の名称は変えず、これまで通り営業を続ける方向で調整しているという。
地銀の経営環境は長引く低金利などで、厳しい状況が続く。長野県の八十二銀行と長野銀行が今月、経営統合に最終合意し、昨年11月には福岡県のふくおかFGと福岡中央銀行が経営統合に向けて基本合意するなど、同一県内での地銀再編の動きが広がっている。(稲垣千駿)
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January 26, 2023 at 09:11AM
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横浜銀が神奈川銀を完全子会社化へ 近くTOBの方針 名称は変えず:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル
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