クライミング選手の厳しい現実
スポーツクライミングにはリード、ボルダリング、スピードという3つの種目があります。特に波田さんは15メートルほどの壁を登るリード競技に強く、ユースの頃から数々の国際大会に出場してきました。 しかし、選手として活動していたのは約1年前まで。波田さんは現在24歳で、まだまだ第一線で活躍できる年齢ですが、選手から裏方へとクライミングとの関わり方を大きく変えました。そこにはどういう理由があったのでしょうか。 「少し現実的な話になってしまうのですが、大学を卒業して自分の生活費を稼がなくてはならなくなったのが大きいですね。例えば、ワールドゲームズで銀メダルをとっても賞金などは出ません。国際大会で上位6位以内に入らないと、大会に参加する交通費や宿泊費などは自腹になります。勝ち続けないと国際大会に出続けることは難しくなるんです」 華々しい経歴を持っていても、選手として活動するには食べていくにも困ったといいます。そこで波田さんは裏方の仕事もこなすようになりました。しかし、仕事をしながらだと、安定した成績は残せなかったそうです。 「でも、得るものもありました」と波田さんは笑顔で語ります。 「選手として関わっていたときは、“登れるかどうか”しか考えていませんでした。でも、今の仕事をするようになって、大会で登らないといけないコースにはこんな要素があって、選手たちはこんなことを試されているんだなっていうのが理解できるようになったんです。視野が広がり、さらにクライミングの奥深さを感じました」 その結果、波田さんは裏方業をメインとすることに決めたのです。
December 05, 2021 at 08:00AM
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セッターでクライミング界を支える 国際大会銀メダリストが裏方に転じた訳(ほ・とせなNEWS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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